「新たな始まり歓迎」米国務長官 キューバ外相と会談
(写真:AP)
アメリカのケリー国務長官は20日、54年ぶりの国交回復を機にアメリカを訪問したキューバのロドリゲス外相と米国務省で会談しました。ケリー氏は会談後の共同記者会見で「キューバとの関係の新たな始まりを歓迎する」と述べ「歴史的な日だ」と強調しました。
ケリー氏は会談内容として麻薬対策、インターネット、環境、人権などを挙げました。両国の完全な国交正常化への道筋は「長く複雑だ」としながらも「今日は建設的な取り組みの始まりだ」と位置づけました。
一方、ロドリゲス氏は国交正常化に不可欠なのは「制裁の全面解除と不法占拠されたグアンタナモ基地の返還、主権の完全な尊重、人的・経済的損失への補償だ」と主張しました。同基地は1903年の条約でアメリカが使用権を得ており、ケリー氏は「現時点で(基地返還の)議論も意図もない」としつつ「将来何が起きるかはわからない」と述べました。ケリー氏は、キューバを孤立させた米の政策は「誤りだったとオバマ米大統領も認めている」と表明しました。95年に国交を回復したベトナムについて「急速に変化している」と評価し、ベネズエラなどの反米国家に対しても「対話を続けたい」と訴えました。